備忘録。ザ・ヒューマン 〜揺るがない息吹を〜


 2019年から関ジャニに密着と書いてあった。

今回密着してくださったディレクターの茂原雄二さん。ROTや「なにわから未来へ」を担当されている方でなるほど、と。

 

 

上質なドキュメンタリーだった。



 

数年前にはまさか安田さんがNHKで単独密着されるなんても思ってもいなかったし、更に言えばま写真集が出るとも思ってもいなかったし、もっと言えば5人の関ジャニ∞も病気も怪我もそんなこと1mmも想像したことなんてなかった。

 

 

全てではないにしろ、大病や大怪我が何よりのきっかけだと思うと、やっぱりそんなことは起きないに越したことは無い。

でもそれらがなかったら今も葛藤ばかりで自分を押し込めるだけの偶像アイドルを続けていたかもしれないし、もう表舞台からは退いていたかもしれない。

 

どっちがいいかなんてこと、一ファンからしたらどちらでもない。

 

なんて、私にしては珍しく、考えても仕方ないことを考えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時によって、

発信者によって、

受信者によって、

 

少しだったり思いっきりだったり、

 

あれもこれもそれも

真四角でもまん丸でも正三角形でもなくすべては歪で。

 

それを型に無理矢理詰め込むから壊れるし

一時収まったと思っても、そのうち弾けて飛び散る。

 

形が違うことで指を指され

壊したこと、弾けさせことでまた指を指される。

 

もしかしたら形なんてないかもしれないし、

ぐにゃんぐにゃんと変形しながら降ってくるかもしれないのに。

 

 

自分の形と合わないものは無理してまで合わせる必要はなく、受け取れる範囲で受け取れば良い。

はみ出した部分はそのまま削いだまま。

余裕があれば、その削いだ部分だけを集めて丸めてくっつけて、型に合わせてみても良い。

そのままオーブンで焼いちゃって食べちゃうのもあり。

余裕がなければ完全スルーでも良いし、

たまにはこっそり隠しておいても良い。

快感なほどにぴったりハマる時もあるかもしれない。

 

 

 

ただの形の違いに

どっちが強いだの弱いだの

合ってるだの合ってないだの

なんて意味のない争い。

 

 

自分の形も変わる。

気付いてなくても変わってる。

元に戻ったり、また更に変わったり。

 

 

 

 

 

 

彼が振り返る彼の過去は、過去といっても知れてる程度のはずなのに、すごくすごく昔か、はたまた別人の過去を思い出しているかのように見えた。

特にこの数年における葛藤や感情との対峙をもがいて苦しんで、それを経て、俯瞰しているようにも見えた。

 

 

 

 

 

今だからわかる、繋がる、あの時と今のあれこれ。

 

 

いつも「安田さんは安田さんだ」と思ってきたけど、それは彼の核の部分で、その核を中心とした肉付きの部分は大きく変わった気がする。

 

変わったというより、なんだろう。その周りの部分を覆っていた更に外側の分厚い皮がいい塩梅の厚みになった、という感じ。ただただ全部を薄くすりゃぁ良いってもんじゃない。(そこそんなに覆わなくて大丈夫?!ってハラハラしちゃうこともたまにあるけど)

 

 

繊細で感受性が豊かだからこそ、彼なりの・彼だけの色々な色で見て受け取ってしまうあれこれとの距離の取り方がストンとしっくりくりきたのかな、なんてことを思った。

 

 

周りとの距離感ばかりを気にしがちだけど、自身との距離感も大切だし

距離の置き方を気にしがちだけど、「これは」というものはグッと近付けることも大切だなと。

 

 

目の前のことをとても大切にしていてそれでいてそれに全力。以前からずっと変わらない部分だなと思うけど、その力の出し方や我の出し方、出し加減が変わったのかもしれないなと色々考えたり思ったり。

 

 

 

 

 

 

こうしてうだうだだらだら書いているけど

結局のところ彼のことは彼にしかわからない。

 

かなしいかな、全ては勝手な想像と妄想でしかないし、あまりにも少なすぎるピースをほんのいくつかはめ込んでいるだけで、そのパズルが完成することも永遠にない。と思っている。

 

 

でもそのピースはどれも全力の塊で、誠意の塊で、色や形や位置も何となく見えてくる。

 

 

 

そう考えるとやはり「発してくれるものを素直に大切に受け取りたい」といつもと変わらない答えに行き着いた。

 

 

ある時までは、その真っ直ぐさや真面目さ、憑依的な部分を見て「この人、いつか何かのために誰かのために壊れちゃうんじゃないか」と思っていた。

 

でも今は、誰かを喜ばせる無理をすることはあるかもしれないけど、誰かを悲しませる無理はしないと思えるから、だからもうしかと受け取るのみ。

 

 

 

ご存知の通り、私は時たま(強調)狂気的になるほどに安田さん大好き人間なので、彼の発信するものは基本的には大好きだけれど

素直に大切に受け取ること、安田さん風に言うなれば愛でることは、全てにYESということとは全く違う。、、、と思っている。

 

 

 

「愛でる」とは

 

感動し、味わい、慈しみ、かわいがり、大切にし、感動すること

 

(「愛でる」を初めてググった。分かっている言葉も改めて調べてみるとおもしろい)

 

 

発信されたその物はその時の彼の全てであり一部。

 

 

これからも彼の発するものや言葉を愛で、一緒に滾り、それによって生まれる自身の言葉も気持ちも愛でていく機会がたくさんありますように。

 

 

それ以上に、

 

彼の愛でる全てが、

彼を愛でる全てが、

幸せであれと願ってやみません。

 

 

メンバーやグループ、表向き用に拵えたわけではない曲、聴けて嬉しかった。

 

 

 

 結局は行動に起こせているか

 起こせていないかだけのこと

 やれば何でも良い、

 動くことでエネルギーは届く

 動いたことが広がって

 きっと希望に変わる

 

 

 

 

彼が誰かを思って動くのであれば

その届けられたエネルギーを感じたら

私もなんでもいいから行動に移そう。

 

届いたこと、

心が震えたこと、

愛でたこと、伝えたい。